祖母の思い出

タイトルの「祖母の思い出」の意味・・・
とっても個人的な話になりますが、何か書きたくなったので許してください。

　　〜私の祖母は4年前に他界したのですが、
　　　　　創業者の祖父と共に華珍園を立ち上げた大野見出身のとても優しい祖母でして、
　　　　　その祖母は毎日夜の営業が落ち着くと急いで夕飯の支度をしてくれていました。
　　　　　朝から晩まで忙しく「あー忙しい忙しい、息する暇もない」というのが口ぐせの祖母〜

そして祖母はチャーテがとても好きでこの時期になると日曜市で買ってきてよくチャーテの料理をつくってくれましたし、今四方竹もよく鶏肉なんかと炒めて私たちの夕食を作ってくれていました。

そしてグァバ。今はもう閉店してるんですが祖母が昔よく連れて行ってくれていた帯屋町にある喫茶店、そこで私はグァバジュースを飲むのが大好きでした。飲んでいたグァバかどうかは不明ですが、このグァバは黒潮町で30年も前からつくられているんです。

今が旬のお野菜ということで毎月考えているんですが、今月は私にとって「祖母の思い出」になってしまいました…。しかしそれだけではありません。最近チャーテを知らない人が少なくなく、また四方竹もそのように思います。実際調理場でも20代のスタッフはチャーテを知りませんでした。そして昨日ある方に聞いたんですが、文旦も皮を剥ぐのことが面倒なのか昔ほど地元の人が文旦、文旦と言わなくなったようです。何かさびしいなぁ〜という感じです。

理由はともあれ今月は知っている人は「昔よう食べよったね〜」「久し振りやね〜」「やっぱり美味しいね〜」みたいな感じになってもらいたい。そしてひとりでも多くの方に知ってもらいと思っています。