- blog ~水平思考~
チョウザメ
今日は来月に控えるBS番組収録の下見で浦戸湾のエガニと春野町のフルーツトマトを見学にいってきました。
そのあと久しぶりに「萩の茶屋」で貝焼き(長太郎、サザエ、マテ貝、シロ貝などなど)を贅沢にいただいて、いよいよ個人的に今日の目玉であるチョウザメの見学へ。
以前から一度見てみたいと思っていたのですがあまり情報がなく、もうやっていないのかなとも思っていたところ、ひょんなことからFacebookお友達の植田さんから「チョウザメ見てみる?」とのお誘いがありめでたく実現。
場所は春野町森山、徳広養殖さん、もともと養鰻をされていて経緯はお伺いできませんでしたがチョウザメを養殖しているとのことです。一応確認ですがチョウザメの卵があの高級食材の「キャビア」です。
コンクリートの水槽の上から見た優雅に泳ぐチョウザメ…、内心ちょっとわかりにくいな〜と思っていたところ、植田さんの「ちょっと出してみてよ」という言葉。徳広芳夫さんが水槽からガッと出してくれました。
すると暴れる暴れる、写真ではわかりにくいですが、なかなかの力です。
体長が約1メートル少々でしょうか生きているチョウザメを見るのはもちろん初めて。たしか4年目といわれていました。キャビアがとれるのは6〜8年たったもので金額を聞いてあらためて絶句…。せっかくですので寄った写真をどうぞ。
現在全国にチョウザメの養殖をしているところが20カ所ほどあるそうです。
身はあの高級魚クエに似ているとか…。そして頭まるごとからとった出汁は絶品だそうです。とりあえず食べてみたいですね。
そのあと奥の巨大な水槽を見せてもらいましたが、なんとこの中に『2,000匹』(200じゃないですよ)いるそうです!先にふれたように相当力のあるこのチョウザメ、水槽から出す際に10㎏オーバーの大きさになると何枚か重ねた作業ズボンの上からでも尾でたたかれるとアザができてしまうそうです。
このチョウザメは淡水魚。海の魚(カツオなどの赤身)を好んで食べる文化のある高知県です、がそろそろ身の方の販路を考えていこうかなということです。とにかく一度一匹まるごと持って行きますと言っていただきました。
中華には絶対あうと思うと徳広さん。ゼラチン質のある皮や淡泊な白身、そうかもしれません。またひとつ楽しみがふえました。何はともあれご紹介いただいた植田さんに感謝です。