• blog ~水平思考~

刺激三昧

 今週はとても刺激的な週でした。慣れないことなので少々疲れましたが、セミナー1回+報告会2回+おまけにテレビの取材1回と営業の合間合間でなんとかこなすことができました。

刺激①(3月11日)ドクター・オブ・ジ・アース

 大阪からドクター・オブ・ジ・アース(株)代表の河村氏の講演会。ざっくりと言うと飲食店と農家さんを直結させるシステムと将来の展望のお話なのですが、現場に精通している河村さんの飲食店側、農家さん側のニーズが見事に満たされている内容。少し例を挙げると…、
★『飲食店側』ロットが合わない、物流がない、いつどんな野菜がどれくらい出荷されるか不明、…
★『農家さん側』新たな販売先を知らない、長続きしない、高く買ってもらいたい、…
★ そして共通することが、料理人と農家さんはごく一部をのぞいて非常にアナログ!


 もちろんニーズはこれだけではないのですが、私から見ればまさにポイントを押さえた内容。そしてこれらの問題をひとつひとつずつ解決された物流とIT+アナログのシステム。プラス飲食店経営のサービスやスタッフの育成に関する課題までもが網羅されておりました。

 こんなこと書くと笑われますが、何か自分のイメージしていた受発注と流通の仕組みでした。(無視して下さい)
 少し違うところは、対象としている商品。今日は「こだわりの野菜」のお話でしたが、私は少し別の角度から見た野菜を考えたりしています…。

刺激②(3月14日)弥太郎 商人塾 成果報告会

 次年度参加しようかと考えているプログラムの報告会に参加しました。このプログラムは「地域の素材を生かした新商品の開発を検討されている方、県外への販路を拡大したい方、異業種の方と連携して、新しいビジネスを立ち上げたいとお考えの方等を対象としたビジネス実践研修」ということになっています。
 第三の刺激に挙げる土佐FBCと共通するのですが、私は27歳から13年間ほとんど外部との接点がありませんでした。というよりも仕事柄朝から夜までほとんど厨房か事務所という毎日で余裕ゼロ。しかしここ数年一次産業の方と少しずつ関わらせていただく機会が増えてきて、色んな疑問や素朴な疑問が出てきましたし、知恵も知識もないが故の夢ややりたいことも出てきました。そして自社の経営とリンクさせてもうひとつ新しい事業ができるのではないか…?と考えはじめました。

 数少ない貴重なネットワークの中、目の前で堂々と発表されている知人も数名いて大いに刺激を得ることができましたし、更にもう一つ余談ですが、実はこの報告会の様子をテレビ放送するのですが、番組構成上のインタビューを初体験、そして頭がまっ白の大失敗。来週は店に映像を撮りに来られることとなっています。(ああ恥ずかしい…)


からすみを加工・販売されている宮進商店の宮本さん


マコモタケでお世話になった中井さん

刺激③(3月15日)土佐FBC 成果発表会

 最後の刺激は土佐FBC。何の略かというと「フードビジネスクリエーター」、カタカナで書くと何かありがちなように感じるのですが、イヤこれはもの凄い内容なんです。上手く説明できないので下記リンクをどうぞ。
 土佐FBCホームページ:http://www.ckkc.kochi-u.ac.jp/~ckkc0001/tosafbc/

 実は5年前の発足当時から知っていたこの事業。当時は参加する余裕も全くありませんでしたし、目的もまだ曖昧だったと思います。今も決して余裕があるわけではなく他のスタッフに迷惑かけることは重々承知なんですが、参加するのは今しかないのではと…。




 今回参加してみなさんの発表された内容は勿論、基調講演をされた中島和代さん、最後に過去5年間の総括とこれからの展望をお話しされた高知大学副学長で土佐FBC企画運営委員長の受田浩之さんの熱い熱い熱いお話に本当に心から感銘を受けました。
 この歳になったからでしょうか、大学というものがある種とても神聖なものに感じたりしましたし、純粋に知的欲求が喚起されました。そして自分の考えていることをぶつけてみたいし、何かを残したいとドキドキして会場を後にしました。
 しかしこのプログラムは厳しい参加条件と資格、選考がありまして…、何よりも覚悟がいります。

 今年は日々の営業と経営、そして今回の3つの刺激が組み合わさって(プラス中華組合の全国大会…)いくんだろうと思っています。厄年ということで少々こわいのですが、まあ何とかなるでしょう。