調理師だから…

どうしても特定の人が意見を言う、ぶっちゃけ全体では意見出しにくい、タイミングを逃す、恥ずかしい、など10人位でもテーブルを囲むと少なからずプレッシャーはあるもので、ここ数回はこのスタイル。何よりも自分自身、シャイで内気ですので、これは大切にしているポイントです。

そして各班のまとめを発表。写真の若手2名、発表内容はというとグタグタ…、ボロボロ…なのですが全くもってそれでいいと考えています。いかに話をまとめて論理的に相手に伝わるように話すのかが難しいかに気づいてくれればよくて、これは一対一の会話でも同じ。仕事中は一瞬で伝達しなければいけない場面、お客様に適切に伝えないといけない場面の連続、調理師だから話すのが苦手で…などの理由は通用しません。

何よりも皆で話す、間違っていても、少々詰めがあまくても他の人の意見をまとめる、自分の意見を言うという「場」があるということが大切だと信じています。社内に限らず声の大きい意見が安易に採用されたりすることは多いですが、「声が大きい＝正しい」「発言力がある＝正しい」ではないというのが世の常。しかしいざという時にうまく伝えられなければしょうがない。だからみんなで訓練、訓練。

最後は数多くの意見や考えがでた中で、それらを融合・アレンジして判断をすること、決断をすること、理解してもらうこと、そして行動する空気をつくること。これは本当に難しいことで現在の自分の大きな課題であり役割。
少しずつ変化していると信じつつ、最後はきちんと自分に指をさしちょきます。