- blog ~水平思考~
しゃべり過ぎ。
先日、高知新聞社さんから一本の電話がありました。
「南国市の白木谷の皆さんやJAのカイラン菜の担当の方などから華珍園やそれとナカゴシケイジの名前を聞くのですが…。ホームページで紹介、そして最近フリーペーパーもつくっていますよね?どうしてこのような取り組みをはじめたのか、きっかけや背景、思いなどを取材させてください」
正直なところ自分自身次のステップへの課題に悩んでいることもあり、まだまだキチンと説明できない気もしたので一瞬どうしようかと思ったのですが、お世話になっているみなさんの具体的なお名前が出てきたことが素直に嬉しく、そして記者の方のお話しにもとても共感(初めてなのに、ああ自分のこと何か分かってくれている)しまして「よろしくお願いします」という二つ返事。。。といういきさつです。
実を言うと地産地消というものは少々懐疑的であった過去もありました。元来基本的に国産の食材をつかっていた当時は国産と県産の違いにどうしてこんなに騒ぐのか?それが正直な気持ち。。何かが引っかかる。
しかし4年前にはじめて青梗菜と花ニラのハウスを訪れた時にその引っかかりがとれた気に少しなりました。私たちの親の世代・祖父母の世代の生産者の皆さんが、いきいきと優しく純粋な笑顔で説明されている姿。
あ〜これか、これがないのかと。。
高知の〇〇産をつかった料理の写真、メニュー、宴会メニュー、店舗紹介、シェフの紹介…、これらは全て飲食店側の情報。肝心の食材や人、モノ、コトが少ないからなのかと。だから妙な違和感があるのかと。
その後は雲をつかむように、感じたままに、人や地域、現場、現状をホームページやフリーペーパーを通じて発信してきました。もちろん料理の宣伝やご案内もあるのですが、両方・両輪あって成立するものだと今もその考えは変わりません。ちょっと表現が難しいので賛否両論、色んな意見があるかもしれませんが、この度高知新聞社さん、そして記者の竹村さんには一から十までしゃべり過ぎた感がありましたが、ここまでしゃべったことも多分なかったので個人的にはスッキリ、本当にお世話になりました!
とまあ自分たちのことはこれくらいにしまして、来月の野菜は安芸市の「米ナス」です。先日打合せしたのですが、なんと米ナスをつかった料理を注文されたお客様すべてに米ナスと土佐鷹ナスのいずれかをプレゼントしていただくということになりました。
米ナスのご紹介ページ:https://kachinen.jp/producer/entry-155.html
本日フリーペーパーも到着しました。まだまだやらなければいけないこと、挑戦したいこと、そして課題も山積みですが、掲載いただいた記事の内容に恥じぬようこれからも思ったまま感じたまま自分を信じ、そしてスタッフ全員と共に取り組んでゆきたいと思います。
そして何よりもホームページとフリーペーパーを制作いただいている中野さん、生産者の取材記事を書いていただいている久保さんにあらためて心から感謝したいと思います。