- blog ~水平思考~
搨菜と麒麟菜
前回の続きです。
美味しいパンケーキとコーヒーそして出会いをいただいた後、すぐ近くの岩崎さんの圃場へ移動しました。見学させてもらったのは「搨菜:ターサイ」という冬を代表する中国野菜。全国的には静岡が50%、次いで茨木といった感じです。ちなみに静岡県は中国野菜に相当力をいれている産地があり、一度お伺いしてみたいと思っています。
はじめて見た方も多いと思いますが、岩崎さんは10年以上このターサイをつくられているんです。
実はこのターサイ、私たちも南国の農園でつくったことがあるのですが、なんかエグいというかアクを感じた記憶があります。しかし先日いただいたターサイはとっても味が優しくほっとする味。
これから寒さが増すにつれどんどん甘みが増してくるそうです。
そしてもうひとつ見せていただいたのがパクチョイ。青梗菜が青軸なのに対して白軸がパクチョイというそうです。
その他いろいろな野菜をみせていただきながら、自分の考えていることや挑戦してみたいことをお話し、また岩崎さんの考えていることをお聞きすることができました。
久しぶりの圃場見学。現場だからできるお話、広がるお話ができたのかな〜と感じます。
もちろん今月からターサイ、パクチョイともに使わせていただきます!
見学も終わり、次は「土佐市ドラゴン市場」へ。
ドラゴン市場のHP : http://doragonhiroba.com
以前から気になっていたとこでしたがなかなか行く機会がなく、やっと来ることができました。
お昼時、店内は賑わっていて早速お目当ての「麒麟菜」を見て、おそばを食べることに。
キリンサイ(中国名:麒麟菜)とはハワイや東南アジアなどの熱帯のサンゴ礁に自生している「海藻」の一種で現在日本で養殖されているのは高知県だけ、そして海の成分なのか「緑色」で育つのは高知の海だけらしいです。
高知新聞の記事がコチラ:http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=327967&nwIW=1&nwVt=knd
いただいたパンフレットを貼っときます。
麒麟菜の実物はこちら。そしていただいた「おそば」です。
サラダには生の麒麟菜が入っていて、太いところの食感はというと海藻なのに何と「サクサク」という初食感!そばも少しヌルっとして少々モチッとした食感でした。おそばには天ぷら、そして麒麟菜をパウダー状にしたものを練り込んだ「そば」と麒麟菜づくしのセット。このパウダー状のものをつかって「うどん」や「ところてん」「ドレッシング」などなどあるそうです。ちなみに今の私には必要ありませんが、あたまの髪が気になる人にもよいそうです(笑)!
(あたまの髪…ウチにも数名モニター候補がおりますが…)
ターサイ見学の予定でしたが、前回のカフェ、パクチョイ、麒麟菜と土佐市を満喫。
(ちょっと大げさですかね?)
最近休みも事務処理の片付けばかりで外に出られていなかったことを反省。
年内はもう遠出はできませんが、あらためて現場の大切さを実感した半日でした。