水平思考

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3年前のトンカチ

「東京で開催された中華の会で原木椎茸を紹介してきたよ…」
3年ほど前だったでしょうか、ある方の行動に頭をトンカチで殴られたような衝撃を受けました。

「なるほど。。」当時、高知市で栽培される「芥藍菜」を華珍園ではもちろん他県の知人のお店などに単発的に紹介していた時でした。中華の会というのは「日本中国料理協会」のこと。協会では年に2回全国的な総会や賞味会が開催されているのですが、恥ずかしながら出席したことがありませんでした。

「そんなことができるのか!」という驚きとともに早速農家さん、JA高知市さんにぜひ挑戦してみようと呼びかけました。昨年は賞味会に参加して下調べ、協会本部との交渉、生産者さんへの説明などなど2年ほど期間は要したでしょうか。

そして偶然にも賞味会開催の直前の昨年12月、「葉にんにく」を栽培している生産者さんとも知り合うことができ、一緒に挑戦してみようと呼びかけました。年末から年明けにかけ最終調整の日々…。
そして昨日やっとこの日を迎えることが出来ました。


会場に入り「芥藍菜」「葉にんにく」をつかったメニューが表示されているのも確認できました。



ブースのディスプレイなどなど準備も着々と進んでいます。



開演は15時。そろそろかなと思っていた時になんと陳建一さんと脇屋友詞さんがフライング気味に入って来られました。一同緊張!!


そうこう言う間に開会となり、300名の参加者が一気に入場。そして次々に途切れることなく野菜の説明、名刺交換、サンプルの発送などが行われました。


わたしも微力ながら説明したり名刺交換、挨拶してたのでほとんど写真も撮れてませんが、何とか撮影できた料理の写真と賞味会の様子がこちら。


芥藍菜の料理


葉にんにくの料理



ほんとあっという間の2時間でした。
課題も少々ありましたが、そんなことよりも皆さんの反応や話の内容から手応えを十分感じることが出来ました。
これからは緻密なフォローと迅速な対応、謙虚な姿勢、そしてなによりも既成概念にとらわれない継続的な行動力が絶対であるとあらためて確信しました。

この会に出店すること自体かなり特殊なこと。既成概念や前例にとらわれていたら多分不可能です。わたしもこの協会の一会員という立場で間をつないできたので少々微妙な状況。そんなことする人いないよ…中越に華珍園に何のメリットがあるの?どうしてそこまでしてくれるの?…とチラホラと。。

長くなるので今回はその話はカットしますが、そんなことはどーでもいいんです。だってそれが自分の価値観なんで。それにこの2日間で会社として取組むべきこともあらためて確信することもできました。

最後に冒頭で私をトンカチで叩いてくれた(笑)きっかけを与えてくれた「こうち暮らしの楽校:松田高政さん」に心から感謝したいと思います。

そして一緒に挑戦していただいたJA高知市のみなさん、芥藍菜と葉にんにくの生産者のみなさんに心から感謝です。
これからも共に歩んでいかせてもらえたらと思う次第です。ほんとうにお疲れ様でしたー!