- blog ~水平思考~
門田さん家の秘密基地
高知の伝統野菜「葉にんにく」のシーズンもそろそろ終盤。
今月はおすすめで葉にんにくをつかった料理をご紹介していたのですが、今日で終わりです。
1月の終わりに日頃からお世話になっている門田さんのお家にお邪魔してたのですが、すっかり記事にすることを忘れていましたので、今後の展望も少し交えながらご紹介します。
葉にんにくの圃場紹介はこちらで紹介しています。https://kachinen.jp/producer/entry-102.html
高知空港から車で数分。葉にんにくの圃場が見えてきます。そしていつものように圃場の横にある秘密基地前で(=作業場・倉庫)門田さんがお出迎えしていただきました。
ちょうど葉にんにくを収穫・洗浄をされていました。数分経つと麻痺してきますが、倉庫の中はにんにくの香りでいっぱいです。
以前のブログでもご紹介したんですが、この葉にんにくも今年から神戸を中心に、あるルートで中国料理店にお届けしています。正直わたし自身は紹介しているだけなのですが、なんでそこまでするのか?とよく聞かれます。
なんでかと聞かれると、門田さんからある夢をお聞きしてその夢に自分も何か協力できるんではと思ったから、そしてそれは高知全体にとって、中国料理の業界にとっていいことではないのかと思ったからです。
それは葉にんにくを「第二のニラ」にしたいという夢。
今でこそ関東を中心に高知のニラは認知されているのですが、それはパーシャル包装という特殊技術で鮮度が保たれているからと聞いています。その包装と販路開拓に携わった一人が門田さんで、当時も葉にんにくを県外に向けて販路開拓できないかと考えていたそうです。しかし葉にんにくという特集な野菜はすぐには認知されないし、食べ方もわからない、結局一般の人に広がらなければ……ということだったそうです。
しかし、中国料理では、特に四川料理では必要とされるのでは?という切り口でこれまで一緒に考えてきました。そしてやっと今年関西を中心に一歩が踏み出せたわけです。
まずは第一歩が踏み出せました。関西はもちろん関東にはもっとたくさんの市場があることは分かっているのですが、当然乗り越えないけない壁が色々とあります。しかし実は可能性は膨らんできていると思っています。帰り道、高知龍馬空港から飛び立つ飛行機を見ながらそんな夢を描いてしまいました。今年の冬から次のステップへ進めるよう頑張っていきたいと思います。