水平思考

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四万十の蕾

今日は高知市から車で約2時間、檮原町大向へ「花にら」の見学に行きました。お話を聞いたのは花ニラ農家の芝さん、JA津野山の中越さん。


花にら部会代表の芝 家澄さん


JA津野山の中越 和樹さん

まだまだメジャーとはいえないこの花にらは以前ご紹介した久礼の田中さんが発見し、高知県独自品種「マルイチポール」として種苗登録。そしてその貴重な株を引継ぎ香南市の門田さんとここ檮原町で栽培されています。
全国的にも高知県と大分県が産地化に取り組んでいますが、現在は首都圏への出荷がほとんど。しかし中越さんの「やっぱり地元高知の方々にまず知ってもらいたい」という言葉が印象的です。



写真が下手なので伝わりにくいですが、右の写真の先に蕾がある花茎の部分が花にらで一本一本手作業で摘んでいきます。本来中国野菜で私たちにはごく普通の食材、しかもニラとは全くといっていいほど食感も違って美味しい野菜。
圃場はとても清潔に管理され、芝さんのこだわりのかたまりです。四方に見える高い山々、すぐ横を流れる川、お風呂を焚く薪の山、畑の横の緑豊かな田、時間が止まっているかのように錯覚し何か神聖な場所にいる気がします。



タイトルの「四万十の蕾」商品名なんですけどかっこいいですよね。この場所にいるからこそこの商品名の意味が心に染みます。本当に今日は訪問してよかったです。
花が咲いたら食べられませんが、芝さんを中心としたJAや生産者のみなさんの地道な創意工夫とこれまでの苦労がつまった「花にら」。来月はたくさんの帰省されたお客様が来店されます。この四万十の蕾が大きく花を咲かせることができるように頑張っていきたいと思います。